1. SRC-Link ver0.5.5
OBS Studio と OBS Studio を接続するプラグイン SRC-Link の ver0.5.5 をリリースしました。 合わせて SRC-Link コントロールパネル(Web サービス)のアップデートも行いました。
0.5.5 の主な追加要素は 「運営チーム」 で、レシーバーを他のスタッフアカウントと共有して共同で運用できる機能です。 アカウントを共有するとセキュリティ的によろしくなく決済サイト(Stripe)にもアクセスできてしまうので、 外部スタッフに操作を担当してもらう為には、この運営チーム機能を使用しましょうというものです。
フリープランを含む全プランで使用可能となっていますが、チーム数やオペレーター数に制限があります。 詳しくは プラン一覧 をご参照ください。
2. 変更点リスト
- 新機能: 「運営チーム」を実装しました。SRC-Link コントロールパネル「設定」メニュー→「運営チーム」で作成できます。使い方は後述します。
- 新機能: SRT レイテンシを SRC-Link コントロールパネル上でメンバー毎に設定する機能を実装しました。
- 改良: アップリンクのレシーバー選択コンボボックスに「何も選択しない」状態を追加しました。これによりアップリンクを使わない間は リンクしない状態にできます。
- 改良: srtrelay の認証API を変更し、セキュリティを向上させました。srtrelay が勝手に流用される可能性を防ぎます。
- バグ修正: 画像アップローダがあるフォームを送信すると、ブラウザのCPU負荷が高くなるバグを修正しました。
- バグ修正: 一旦アップロードした画像を削除できない(上書きはできる)バグを修正しました。
3. 「運営チーム」の使い方
運営チームは、自分以外の複数のスタッフアカウントと、自分のレシーバーを共有する機能です。
レシーバーの共有を行うことで、アカウントのID/パスワードを共有することなく スタッフが SRC-Link コントロール上でレシーバーを編集したり(管理者権限)、メンバーを管理したり(同じく管理者権限)、 メンバーのスロットを変更したり(スタッフ権限)、OBS Studio でクリーンフィードを受信したり(スタッフ権限)出来るようになります。
決済サイト(Stripe)とリンクされているアカウントを他人と共有するのはセキュリティ上よろしくないので、 特に、有志やボランティアの団体で運営するイベントや企業でのご利用の際は、必ず運営チームを使用してください。
運営チームはプランによってアカウント毎に 1 つ、ないし 2 つ作成できます。 また運営チームのメンバーはレシーバーのメンバーとは区別され、「オペレーター」と呼びます。 オペレーターの数もプランによってチーム毎に最大数が設定されています。
プラン毎の最大数は プラン一覧 をご参照ください。
3.1. 運営チームの作成
アカウント登録時には運営チームは作成されませんので、次の手順で新たに1つ作成してください。
- SRC-Link コントロールパネルにログインし、「設定」を開いて「運営チーム」をクリック
- 「運営チーム作成」ボタンをクリック
- 運営チームの名前を決めて入力してください。説明や画像はオペレーターの画面にも表示されます。
- 「保存」ボタンをクリック
以上で運営チームが作成されます。続いてオペレーターの追加へ進んでください。
3.2. オペレーターの追加
オペレーターを運営チームに追加するには、本人からゲストコードを入手する必要があります。 この「ゲストコード」は、レシーバーのゲストに追加する際と同じコードです。
以下は オペレーター本人 の手順です。
- SRC-Link コントロールパネルにログインし、「設定」を開いて「ゲストコード」をクリック
- 作成済みであればそのゲストコードをコピー&ペーストで運営チームの管理者に送信してください。
ゲストコードが入手出来たら、運営チームにオペレーター追加できます。 以下は 運営チーム管理者 の手順です。
SRC-Link コントロールパネルにログインし、「設定」を開いて「運営チーム」をクリック
先ほど作成した運営チームを選択してください(1 つしかない場合は自動で選択された状態になります)
「オペレーター追加」ボタンをクリック
「ゲストコード」に本人から入手したコードをペースト
オペレーターの「役割」を選択してください。各役割が持つ権限は下記のとおりです。
- 管理者: メンバーの追加・管理、レシーバーの編集とスロットの操作が可能です。また、OBS Studio でクリーンフィードを受信する能力を有します。
- スタッフ: スロットの操作のみ可能です。また、OBS Studio でクリーンフィードを受信する能力を有します。 ※運営チーム自体の管理権限は付与できません
「保存」ボタンをクリック
また、「運営チーム」画面ではオペレーターの役割を変更したり、オペレーターを削除したりできます。
3.3. レシーバーの共有
最後に、上記の運営チームをレシーバーに追加して、レシーバーを共有します。
SRC-Link コントロールパネルで、「ホスト」を開き共有するレシーバーを選択してください(1 つしかない場合は自動で選択された状態になります)
「レシーバーの編集」ボタンをクリックしてください。
「権限保有チーム」の欄までスクロールし、「+権限保有チームを追加」ボタンをクリック
「チーム」に上で準備した運営チームを選択してください
運営チームの「役割」を選択してください。オペレーターの役割はレシーバーで指定した役割の権限に制限されます。 例えば運営チームで「管理者」を割り当てたオペレーターであっても、チームがレシーバーの「スタッフ」に指定されていれば、 最終的にオペレーターは「スタッフ」の権限しか持ちません。
尚、役割毎の権限は運営チームで設定するものと同じです。
「保存」ボタンをクリック
共有されたレシーバーは、オペレーターの「ホスト」画面に表示されます。 オペレーターは自分のレシーバーと全く同様に、運営チームで共有されたレシーバーを取り扱えます。
3.4. 運営チームからの脱退
運営チームはオペレーター自ら抜ける事が可能です(例えばイベントが終了した後など)
以下は オペレーター本人 の手順です。
SRC-Link コントロールパネルにログインし、「設定」を開いて「運営チーム」をクリック
所属しているチームが表示されていますので選択してください。尚、自分が管理者の運営チームも(あれば)一緒くたにリストされています。
「脱退」ボタンをクリックしてください。
確認ダイアログが差し込まれますので、このまま脱退してよければ「OK」ボタンをクリックしてください。
3.5. 運営チームのレシーバーでクリーンフィードを受信
オペレーターのアカウントで OBS Studio に接続すれば、運営チームの共有レシーバーに送信されるクリーンフィードを受信できます。 ちなみにこれは、自分のレシーバーで受信するのとまったく同じやり方です。
SRC-Link ダウンリンクのプロパティに運営チームの共有レシーバーが追加されますので、 「レシーバー」のコンボボックスで選択して設定してください。
4. プレミアムプランのご案内
SRC-Link コントロールパネルはより多くのメンバーや、スロットを使えるようになる、有償サブスクリプションプランを用意しています。
基本的な機能が提供される安価なサポータープラン、通常のスタンダードプランから選べます。 プロプランは近日登場予定です。
プラグイン開発をサポートしていただける方は是非サポータープランにご加入ください!
詳しくは プラン一覧 をご参照ください。